一夜の章 其の弐 |
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生温かい舌先で胸元の花びらを捉えられ撫で回される感覚に、嫌がおうでも若い朱華の本能は
瞬時に反応を濃く表す。まるでおもしろいように勃ちあがった胸元の突起物に一夜はうれしそうに瞳を細めた。
「ふはははは、、、、もうこんなになって、、、、さすが、と言った方がよいか? この淫乱めが。」
「やっ・・・・・嫌・・・・・嫌だっ・・・・・・・
やめてっ・・・・・・やめて崇史っ・・・・・・・・・・嫌ぁー・・・・・っ」
ゾクゾクと背筋を這い上がる欲望の感覚に手酷い無情さを感じて朱華は思わず身を屈めた。
一夜に後ろから捉えられ自由を奪われていながらも必死で身を捩り抵抗しようとするも儘ならず。
次第に大きさを増してくる欲望の波に抗えず苦悩する彼を追い詰めるかのような言葉が耳元を掠めた。
「では私もお仲間に入れていただこうか。」
「ははは、、、京二か? よいぞ、もっとこいつを悦ばせてやってくれ。」
「一夜さまっ・・・・・・そんなっ・・・・・・
あ・・・・・・・やめてくれっ・・・・・・やめてお願い・・・・・崇史っ・・・・・京二・・・・・お願いだから・・・・・・っ」
お願いだから・・・・・一夜さまの前でこんな思いをさせないでくれよっ・・・・・・・
こんなっ・・・・・・
こんな姿見られたくはないっ・・・・・
誰かに悪戯されて悦んでいる姿なんか・・・・・・・
一夜さまだけには絶対に見られたくないんだっ・・・・
お願い・・・・・・・お願いだから・・・・・辱めないでくれよ・・・・・・・
「嫌っ・・・・・やだっ・・・やだーっ・・・・・・やめてっ・・・・・崇史っ、京二っ・・・・・やめろよーっ・・・・・
ああっー・・・・・・」
嫌あぁぁーっ・・・・・・
驚愕と欲望に翻弄される朱華の頬を一筋の涙が伝わった。
それは手酷い感覚。
愛する人の前で辱められ高められる、最高の屈辱の瞬間であった。
「はっ・・・・・あ・・・・・ふぁ・・・・・っ・・・・」
荒い吐息と涙の痕が室の中の冷気に反応し湯気が立ち込めて、それらが又異常ないやらしさをかもし出す。
両方の乳首を2人係りで弄ばれて、朱華は欲望の極地にあった。
あ・・・・・・・あっ・・・・・・・・・・・だめ・・・・・・だめだよ・・・・・
そこだけじゃ・・・・もう・・・・足りないっ・・・・・・・もっと他も弄って欲しい・・・・・
もっと・・・・・下・・・・・・もっとお腹の下の方も・・・・・・・・
「あ・・・・んっ・・・・・・んっ・・・・・・はっ・・・崇史っ・・・・・崇・・・・っ・・・・・・」
若い欲望は無情だ。
その心の内とは別に意思を持って歩き出す−−−−−
無理矢理こじ開けられて与えられた淫らな欲望は留まるところを知らずに溢れ出し、朱華の欲求を煽り立てた。
無意識に求めるように首を振り、瞳をもが そう訴えているようで、そんな様子に一夜は益々うれしそうに微笑むと、
「ほう? もう欲しくなってきたというわけか?」
相も変わらずに蔑みの言葉を口にした。
「どうした朱華? もっと弄って欲しいのか? そんないやらしい顔をして、、、、
唇も閉じられないのか? こんな半開きにして、、、、誘っているとしか思えない表情だよ。
ここまでいくとみっともないよね朱華くん?」
くすくすと微笑いながら一夜は朱華の力なく開いたままの唇に、ぐいと指先を突っ込んだ。
「あっぐ・・・・・・・・・・・やっ・・・・・・ぁぁ・・・・っ」
朱華はもがき、だが一夜は指を抜いてくれようとはしなかった。
「ほら舐めろよ、、、、欲しいんだろ?
ま、最もお前の欲しいものはコレ(指先)ではないんだろうがな? ふはははは、、、、」
「あっ・・・・・・ぐ・・・ぅ・・・・・んんっ・・・・」
あ・・・・やめて・・・・・一夜・・・・・・そんなことしないでく・・れ・・・・・・・
そんなことされたら・・・・・俺はもう逆らえなくなる・・・・・
もっと次が欲しくなる・・・・・・
嫌なのにっ・・・・・・
止められなくなるから・・・・・・・っ!
「あ・・・・・一夜・・・・・一夜さ・・・ま・・・・・・・・」
「くふふふ、、、欲しいのだろう? この指でもっともっと掻き雑ぜて欲しいか? それとも、、、、?」
口の中でゆるゆると動き回る指の動きに耐え切れず朱華は熟れる程に頬を染めた。
自然と舌先までが指の感覚に合わせて動き出し−−−−−
「このっ、、、、気違いがっ。 いやらしく舌まで動かして、、、、
その様子では既にこちらの方も濡らしているんじゃないか?」
一夜の放った言葉と共に、既に力なく開いた細い脚先を覆っていた着物の裾をするりと開かれても
最早 朱華にはどうすることも出来なかった。
それどころか本能は早く開いて欲しいと訴えているようで、促されるままに開脚される、
一夜はさすがにほんの一瞬繭をしかめたが、すぐに又しても信じ難いような言葉を朱華に浴びせたのだった。
「ふ、、、ん、、、もう待てぬようだ、、、、、
誰か、、、、、
ココを愛でてみたい者はいるか?」
その言葉に一瞬皆の間でどよめきが起こった。
大きく開かれた脚の付け根に僅かに掛かった着物の薄さが異常な程の興奮を生み出して−−−−−
互いを見合わせながら、それでも躊躇している側用人たちの間から、僅かの後 名乗りを上げたのは
蕗耶であった。
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