この小屋の取りまとめ役で事実上のオーナーである粟津帝斗はそう言って少々切なそうに

暗褐色の大きな瞳を細めた。





「お疲れ!倫、お陰で大成功だったろ?これでしばらくは心配ねえよ。だけどさあ、、、

いつまでこんなこと続けてられっかだよなあ?俺だってもう歳だし。」



額の汗を拭い取りながらそんなことを言う紫月を見上げると倫周も又ぎゅっと唇を噛み締めた。





そう、いつまでこんなことしなきゃいけないんだ。こんな屈辱・・・・もう嫌だっ・・・

毎晩毎晩いやらしい客の視線に犯され続けて恥辱的な行為を強いられて、だけどそんな意思とは

反対に俺の身体はいつも反応してしまう。

あの舞台に立って、あの汚い狭い四角い空間に立って・・・・紫月のアレを口に含んだ瞬間から

俺の中には欲望の欠片が生み出されて。

それがどんどん大きくなって、膨れ上がって支配されて。

喉が渇いて、腰が震えて、アノ瞬間が欲しくなって。

イキたくてたまらなくなって・・・・・





どうしたら抜け出せるのだろう。

どうしたら逃れられるのだろう。

望まない恥辱の瞬間から、一体何をすれば・・・・っ!

だけど・・・・疲れて。

考えなきゃいけないんだけどもう今夜は限界だ。

明日・・・考えよう、そう・・・・今夜は・・もう・・・・



寝かせて・・・・・