甘さと危険が紙一重の夜のこと◇◇◇TEITO |
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「ほらぁ、、、、恥ずかしがってないでもっと脚開きなさい。着物も邪魔だな?もうちょっと捲くれないかい?
そうー、そのまま自分でしごいてご覧?ちゃんと握って僕に見せるんだ。」
穏やかで優しげな声がそんなふうに強要する、、、、
恥ずかしさの極致にありながら、けれども全身を揺さぶるような身体の芯から湧き上がった欲望にも
逆らうことは儘ならずに倫周は言われるままに自身の性器に手を伸ばした。
喫茶室の責任者であり一回り近くも歳の離れた帝斗の目の前で、こんな行為をするようになって
どれくらい経つだろう?
当初は考えられなかった少々変わった淫らなときは或る夜を境にして幕を開けた。
他のウェイター連中とするように、格別何の疑問もないままに身を委ねていた甘いデートのひととき。
いつも穏やかでやさしすぎる帝斗の態度に少々歯がゆさを感じて自ら打ち破ってしまった一枚の壁、
あの夜から始まった淫らなカンケイは時が経つ毎に濃厚な余韻となって倫周を押し包んでいた。
そう・・・・・やさしく抱かれて眠るだけの清らかな関係を打ち破ったあの夜から。.
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余計な飾りの何も無いシンプルで生活感の感じられない部屋の大きなベッドはクィーンサイズを遥かに
上回っていて、それが少々大人な帝斗のこだわりのスタイルのようであった。
モデルルームのような洒落た造りのこの部屋に、もう幾度通ったことだろう?
密かに憧れている紫月と少々似た面持ちのこの帝斗に倫周はとてもよくなついていた。
やわらかな物腰しと丁寧な言葉使い、普段から決して声を荒げたりしない落ち着いた雰囲気が
倫周はとにかく好きだった。
そんな帝斗の部屋に来ると決まってすることはただひとつ、休日前のお泊りである。
帝斗が休みの前の日は必ずこの部屋を訪れては泊まっていくのが習慣になっているのだ。
けれども倫周にとって、自分よりも遥かに大人な帝斗の考えていることは今一しっくりとは理解出来ずに
戸惑ったりもしていたのも事実であった。
この豪華なベッドで眠るとき、帝斗は必ず一糸纏わぬ裸体になる。
それが習慣なのか倫周にもそうしろと勧めるわけで、けれども当然の如くその先に予想出来得る行為が
未だに一度も無いのである。
ただ寄り添って眠るだけで・・・・
しかもすっ裸で、肌と肌を寄せ合っているに関わらずいつもそれ以上のことは何も起こらなかった。
倫周はそんな帝斗が不思議に思えて、又ときにはバケモノに思えて、少々困惑していた。
だってそうだろう?
自分なんかそうして肌を寄せ合っているだけで、湧き上がる性の欲望にいつでも心臓が飛び出そうに
なっているというのに帝斗にはそんな感覚が無いのだろうかと不思議に思えるし、もしも普通並みに
性欲があるとしたならば、ずっとそれを抑制出来ていることになるわけで、だとしたら帝斗は余程忍耐強いのか
それとも化け物並みに抑制心が発達しているのか?などと思っていたのである。
今宵も又、同じように帝斗は裸のまま豪華なベッドの上にいて。
形のいい指先がくいくいと手招きをする・・・・・
普段喫茶室にいるときは、その手に差し出されるティーカップを客である女性たちがどんな瞳で
見詰めているかも知っている。
俯き、傾げ、僅かに頬を染めて「ありがとう」という客たちをどれだけの数、目にしてきたことだろう。
だが当の本人はそんなことは気にも留めないいったふうで、淡々と愛想笑いを繰り返しているのも
日常だった。
その帝斗の指先が今自分を呼んで手招きをしている。
そんなことをいろいろと考えていたら突然に湧き上がってきた少々不思議な感覚と共に倫周は
その指先の招く方へと歩を進めたのだった。
「お前も脱いで。早く此処へおいでよ・・・・・そう・・・・ちゃんと下着もとるんだよ?」
「うん、、、、今、、、行く、、、」
やわらかな羽製の掛け布団をふわりと揺らして隣りへと潜り込む。
そうしていつものように身体をぴったりと寄せ合い、重ね合って眠るのだ。
「倫・・・・・・あったかい!ほらぁー、気持ちいいだろ?」
とても上機嫌にそんなことを言っては後ろから抱き竦められて、倫周は無情なるその瞬間に
大きな瞳をくいと震わせた。
あたたかい、と言いながら抱き竦められ、時折動く身体の振動に脈拍数は瞬時に増加する。
どきどきと高鳴る心臓の音だって気が付かれる程だろうに・・・・・
いつもいつもいいところでお預けを食らっているような心持ちになって倫周はきゅっと繭を顰めた。
帝斗ったら・・・・酷いよ・・・・・・
いつもこんな・・・・・・俺がどんな気持ちでいるかなんて何も考えていない・・・・・
もう・・・・これじゃ生き地獄だよー・・・
「あっ・・・・・・・・!」
どうしよ・・・・勃ってきちゃった・・・・・・・・
もうーっ・・・・帝斗のばかぁー・・・っ!
一人繭を顰めて頬を真っ赤に染めながら、恥ずかしさと無情に渦巻く欲望を押し殺すかのように
背中を丸めると次第に湧き上がってきた癪な感情についつい頬が膨らんでしまった。
小さな溜息と共にぷいと唇を尖らせて、聞えるか聞えないくらいの声でぶつぶつと文句を並べてみる。
そんなことをしているうちに何だか苛々としてきて倫周は思い切って自分を抱き締めている
帝斗を振り返った。
「ねえっ、帝斗さー・・・・・」
「何?あれ、、、どしたの?何か怒ってたりする?」
尖った唇を見てそんなことを言っている帝斗が、もう憎らしい程で。けれどもそうして細められた
暗褐色の大きな瞳を目の当たりにしてしまったら何だかどきどきと心臓が高鳴り出して、
文句を言うのも引っ込んでしまった、といったところだった。
だから仕方なくもじもじと少しばかりの反抗をぶつけてみる・・・・尖ったままの唇をそのままに
言葉じりだけは恥ずかしそうで。
「あの・・・さ・・・・・帝斗・・・・・」
「うん?なあに、、、、?」
「何で・・・・寝るとき裸なの・・・・・・・?」
「何でって、、、、、?ヘン?」
「いや・・・・ヘンとかじゃなくってさ・・・・・・その・・・・・」
「何?」
「だからぁー・・・・・裸だと・・・・・」
「裸だと?」
「なんか・・・・・落ち着かない・・・・し・・・・・・」
「そう、、、、、?落ち着かない?」
そうして抱き竦めていた腕を動かされた拍子に帝斗の長い指先がふいと胸元の花びらに当って・・・・
「ひぃぁ・・・っ・・・・・!」
倫周は小さな悲鳴のような嬌声をあげた。
瞬時に頬は熟れ、欲望を抑えるように丸めた肩先は心なしか震えているようで・・・・
「どうしたの倫?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「裸、、、、嫌か?けど僕は服着てると眠れないの。なんか寝返りとかするときとかあっちこっち服を
踏んづけるのがうっとうしくてさぁ〜、、、、倫はパジャマとか着ないとダメな方?
それとも何?何か着ないと腹冷えちゃうとかそういうの?」
まるで真面目にそんなことを飄々(ひょうひょう)と尋ねてくる様子に苛立ちも限界に達してしまったわけか、
倫周は更に唇を尖らせると、もう我慢も限界といったように不満の言葉がついて出た。
「もうーいやっ・・・・・こんなの生き地獄だよっ!
何もしないんならパジャマ貸してっ!俺裸で寝るのなんかヤダもんっ・・・・・帝斗なんかっ・・・・・」
ぷりぷりと苛立ちを露にする倫周に帝斗は面食らったように暗褐色の瞳を見開いたが、同時に
勢いよく羽布団を持ち上げてベッドの上に起き上がろうとした倫周の頬が真っ赤に染まっているのを
目にすると、何かに気がついたかのように瞬時に細い腕を取り上げながら訊いた。
「倫?風邪気味なのかっ!?顔真っ赤だよっ!」
はあーっ!????
そんな問い掛けに思わず怒るのも忘れたといった調子で、見事な程の見解の違いに
既に呆れを通り越してしまった。
やっぱりこのヒトってバケモンなの?それとも性欲自体がないのかも・・・・・・
ふいに浮かんだそんな想像にきょろきょろと大きな瞳を泳がせたまま固まりながら、倫周は
まるで怖いものみたさのような顔つきで恐る恐る帝斗の方を振り返った。
そこには心配そうに自分のことを覗き込む大きな暗褐色の瞳がゆらゆらと揺れていて思わず出掛かった
不満の言葉を瞬時にためらいの感情が打ち消してしまった。
大きな瞳、絹糸のような髪、色白の頬に肌、くっきりと浮かび上がった鎖骨に、それでも男らしい骨格の腕。
そんなものが視神経を刺激して・・・・・・
湧き上がった欲望を躊躇(ちゅうちょ)する如く、倫周はその無情さにクラリと目眩いのような感覚に陥った。
ふっと失神するかのように帝斗の胸元へと倒れ込み、顔を埋めて・・・・・・
「どしたの倫っ!!?やっぱり辛いのかい!?熱でもあるんじゃ、、、、、、」
真剣にそんなことを言いながら自分を覗き込む帝斗の様子に、倫周はもう耐え切れないというように
心のままを口にした。
「違うんだ帝斗・・・・・具合悪いんじゃない・・・・・・の・・・・・ただ・・・・・」
「うん?具合悪くないの?遠慮なんかいらないんだぜ?」
「ん・・・・・・違う・・・・遠慮とかでもなくて・・・・・・・ただ俺・・・・・・・」
「、、、、、、、、?」
「も・・・・・我慢出来ないよ・・・・・・・・・・こんな・・・・・こんな近くにいるのに・・・・・・・・・・
しかも裸ッ・・・・・・で・・・・なんて・・・・・・」
そこまで言って倫周は潤みだした瞳で訴えるかのように帝斗の背中に手をまわした。
「なんで何もしないのっ・・・・・・いつもいつもただ一緒に眠るだけっ・・・・・・・俺がどんなにっ・・・・・」
「倫?」
「酷いよ帝斗っ・・・・・・・・」
「お前、、、、、何かして欲しいの、、、、、、?」
「して欲しいってっ・・・・・いうか・・・・・・・・じゃあ帝斗はしたくないのっ!?」
「したくないって、、、、、、、?」
「んー、もうーっ・・・・・だからえっちとかっ!」
「えっち?お前えっちしたいの?」
「したいの?・・・・・・って・・・・・・・・普通するだろ?こんな裸で一緒に寝てて何も無いなんてヘンだよっ!」
「え、、、、、、?そうかな〜、、、、、、?」
「ヘンッ!絶対おかしいって!」
「そう、、、、、、ならしようかえっち、、、、、」
「へ・・・・・・・?」
「だからえっち。してもいいよ僕。」
「あ・・・・あのさ帝斗・・・・・・・えっちってそんなふうにするモンじゃないだろ・・・・・・・もっとさ・・・・」
「もっと何?」
「もっとこう・・・・・・なんていうか・・・・・・」
「何だよ?」
そう訊かれた声が心なしか先程までより低いような気がして、その違和感に胸元に埋めていた顔を
持ち上げた瞬間にふいと唇を塞がれて倫周はビクリと肩を震わせた。
「あ・・・・・んっ・・・・・・・・・・帝っ・・・・・・!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!
絡め取られた舌先は痺れがくる程に甘く、やわらかく、瞬時のうちに神経を麻痺させた。
今までに経験したことのないようなくちつ゛けを与えられて倫周は気が遠くなるような思いに駆られてしまった。
こんなキス・・・・・はじめて・・・・・・・・・
帝斗・・・・・・・ダメだ俺・・・・どうにかなってしまいそう・・・・・・・
甘やかな痺れに全身から力が抜けてゆく。頭は朦朧とし、それはまるで何かの媚薬を盛られたような
錯覚に陥る程で・・・・・・・・
既に自分の意思では動くことも出来ないくらいに力の抜けた身体に覆い被られて、倫周は半開きに
なったままの唇から熱い吐息を漏らすのが精一杯であった。
「帝斗・・・・・・・・帝・・・・・っ・・・・・・・」
瞳も虚ろで視点も合わない。そんな様子に帝斗はくすりと微笑むと、やはり低いままの声で囁かれた
言葉が更なる欲望を引き出して二度と戻れないような淫らな谷へと突き落とした。
「僕はね、倫。えっち嫌いってわけじゃないんだぜ?でも一度始めると止まらなくなるから、、、、、
今までしないでいたんだけれど。お前が可哀想かとも思ってね。」
「帝斗・・・・・・・・?」
「本当はね、すごく好きなんだセックス。どうしようもなく、、、、、好き、、、、、、
いつもだって我慢出来ないから自分で処理してるくらい、、、、お前が泊まりに来る前は特に、、、ね?
だってそうしないとお前が気の毒だもの、、、、、
僕が本気になったらきっとお前を傷つけてしまうかも知れないって思って。
でも、、、、もう遅いよ倫、、、、、お前がヘンなこと言うから火が点いてしまったみたい、、、、、
ほら、、、、やっぱりダメだ、、、、抑えられそうにないぜ?」
低く、けれどもほんの少しの逸るような言葉が耳元を掠めた瞬間に、腰元のあたりに硬く熱いものを
押し付けられて倫周は大きな瞳を見開いた。
「帝斗っ・・・・・・・!?」
「お前のせいだよ倫、、、、、もう、、、、我慢出来ないっ、、、、、、」
「帝斗っ・・・・・・・てっ・・・・・・」
いきなり上体を拘束されるように先ずは腕を取り上げられて再び熱い唇で塞がれる・・・・・・
先程とは熱さがまるで違うような濃厚なくちづけが息も詰まる程に襲い来た。
「やっ・・・・・帝斗っ・・・・・・・・・苦しいっ・・・・・・」
「こっち向けよ倫、、、、、っ、、、、、ほらっ、、、、」
首を捩って逃れようにもすぐに顎を掴まれて、再び唇を塞がれる。
今までの帝斗からは想像も出来ないような剥き出しの欲望に捉えられ、倫周は酷い戸惑いに
苦しそうに瞳を揺らした。
「だから何もしないであげたのに、、、、、バカだね倫、、、、、、
本当は僕はすごく性欲強いの。お前のことだってずっとこうしてしまいたかったけど我慢してたんだ。
でももう遅い、、、、、途中で止まれる程僕は出来た人間じゃないぜ?」
「帝斗・・・・・・・・・・・っ」
「お前が望んだんだ。苦しくたって止めてなんかあげない、、、、、辛いって泣いたって、、、、
許してなんかやらないっ、、、、、僕はもう、、、、、」
止まれない-------------
「あっ・・・・・あうっ・・・・・・・・んんーっ・・・・帝斗っ・・・・・帝斗っ・・・・・・嫌っ・・・・・・・待って・・・・・・」
嫌あああぁぁぁー・・・・・・・・っ
あの日からずっと帝斗の要望した恥辱的な行為を彼の目の前で強いられる、そんな淫らな逢瀬が
繰り返されていた。
あの晩。
欲望のままに溺れ込んだ結果、倫周は失神し意識を取り戻すまでにかなりの時間を要した。
だから再びそんなことになっては可哀想だからと帝斗が差し出したひとつの提案、
それが彼の言うなりの行為を披露するということだった。
自分の前で自己解放行為をさせたり、ときには彼の欲望解放の為に奉仕したり、又ときには裸のままで
一日中過ごしたり、今宵のように女物の着物を着せられたりと様々な形で間接的な遊びにうち興じて過ごす。
とびきり危険でスリリングなデートの時間。
少々変わった形で繰り返される背徳のひとときは独特の感覚と共に倫周を包んで止まなかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ダメだ、やっぱり着物が邪魔、、、、、それ脱いでしまいなさい倫。全部脱いで裸になって、、、、
僕に全部見せるんだ。お前の恥ずかしいところすべて、、、、」
「や・・・・だ・・・・・帝斗・・・・・・・・そんなの・・・・・・」
頬を真っ赤に染めながら恥ずかしそうに着物の襟を閉じようとした倫周の頭上に穏やかな言葉が耳を掠める。
「じゃあ止めてもいい。その代わり、、、、、ちゃんとセックスするかい?
いつかみたいに、、、、失神しても知らないよ?」
微笑みと共に囁かれた言葉に倫周は困ったように瞳を揺らすと、後退りしながら細い肩を竦めた。
「どっちがいいの倫?僕に抱かれるのと、、、、僕の言う通りにするのと。
僕はどっちでもいい、、、、、お前を愛してやってもいいし、、、、このまま言う通りにしてみせるだけでも。
お前の好きな方を選びなさい。」
「あ・・・・・・・・・・そん・・・・な・・・・・の・・・・・・・・・・・・」
「どっちにするの?セックスする?それとも、、、、、」
「い、いいっ・・・・・・このまま・・・・・・着物脱いで・・・・・・自分でするから・・・・・・っ
帝斗はいつもみたいにそこで見てて・・・・・・・」
「そう、、、、なら続けなさい。」
「う・・・・・・ん・・・・・・・・」
「ふふふ、、、、、倫、、、、、可愛いね。お前、、、、、よっぽど僕のセックスが堪えたんだ?」
「違っ・・・・・・うけど・・・・・でも・・・・・・・・」
「でも?何だよ?」
「帝斗・・・・・凄すぎるんだもん・・・・・俺・・・・・・・・・あんなにされたら・・・・・・」
「されたら?」
「死んじゃうも・・・・・・・ん」
「ふ、、、、はははは、、、、、、死んじゃうって?オーバーだねお前。」
「だって・・・・・・・」
「でもこれはお前が自分で望んだことなんだよ?」
「だって・・・・あんなに凄いと思わなかったんだもん・・・・・・・」
「そう?でもね倫、、、、、、僕もいつもこんな遊びばっかりじゃちょっと辛いよなぁ、、、、、
たまには、、、、、」
「たまに・・・・・・・は・・・・・!!?」
「たまには、、、、、お前を思いっきり抱き締めてみたいよ、、、、、壊れる程、、、、、
そう、、、、初めてのあの夜みたいにさ?」
「や、やだ・・・・・・帝斗ったら・・・・・・・そんなこと・・・・・・・・」
「うふふふ、、、冗談だよ。そんなことしないから、、、、ほら。手休めてんじゃないよ?
激しいセックスが嫌ならちゃんと続けなさい。お前のいやらしくって可愛い姿を僕にちゃんと見せるんだ。」
穏やかな笑みと共にじっと見据えられて・・・・・・・
今宵も又、排他的で淫らな帝斗との少々変わった逢瀬の時間は、甘く危険な香りと共に渦を巻き始めていた。
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