怠惰な密室◇◇◇BYAKUYA |
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「ホントに感じやすいんだな?ここ弄っただけでもうそんなかよ?
お前、、、若いくせにホントにえっちだなあ、、、、?」
「やっ・・・・違っ・・・・・・」
「なあ〜にが違う、、、だよ?ほら、ココさ?こんなに尖らして。」
「はっ・・・・・・あ・・んっ・・・・・嫌・・・・い・・や・・・・」
クリクリと胸元の花びらを弄られて、言葉とは裏腹に倫周の神経は興奮の極地にあった。
「んっ・・・・・・ふ・・・っ・・・・・・」
後ろからすっぽりと抱きかかえられて、既に開かれたシャツが左の肩から半分ずり落ちている。
それを繕うように背筋を丸めても、皮肉なことにそんな自身の仕草は湧き上がる欲望を煽り出すだけだった。
まだ両の脚に通ったまま、床でたぐまっているズボンにつまずきそうになって、慌てて壁に手をついた。
深い焦げ茶色の木製の壁が隣りの喫茶室の客たちの話し声を遮り、鈍い音に変えていて。
「あっ・・・・・・・は・・・・・・・っ・・・・・嫌・・・・やめ・・て・・・・・・」
繭を顰めながらそう懇願しても漏れ出す吐息は欲望に塗れた嬌声交じりで全く真実性がない。
我慢して声を押し殺せば、高鳴る欲望に翻弄されてしまいそうだった。
「そうそう、声出すなよ?いい子にしてろ。何たってココは倫周ちゃんの特別貸切室だもんなあ〜?」
「くっ・・・・・はあっ・・・・・・嫌っ・・・嫌ぁ・・・白夜ー・・・・っ」
「だからこ〜んなことも平気で出来ちゃうわけだー?」
「やだぁー・・・・・・」
あっ・・・・・あっ・・・・・・・・
通い慣れたいつもの喫茶室の、貸切予約専用個室でいつも通りのお茶を飲んでちょっと贅沢な
くつろぎの時間を過ごして。
そしてお替りのコーヒーを持って来たウェイターの白夜に突然に抱き竦められて・・・・
「やだー・・・・白夜・・・・・・こんなトコでしたくない・・・・ー・・・・っ」
「ふふ、、、そう?じゃ、こんなトコじゃなきゃいーのかよ?」
「ちっ・・・違うーっ・・・・・あー・・・・・・もうやだったらー・・・」
「うっるせーなー、、、、こっちは全然ヤダなんて言ってねーぜ?それよかあんまりでっかい声出すなって。
隣りの客に聞えちまう、、、、」
そう言う声も心なしか逸っているようで、と同時にカサカサと下着の中へ指先を侵入させられて、
倫周はきゅっと大きな瞳を震わせた。
「ほらー、、、、倫周、、、、もうこんなだぜ?すげえ、、、濡れまくってる、、、、」
「やだ・・・・白夜・・・・・っ」
「ふふ、、、ヘンタイー、、、、こんなトコでされたら普段より感じちゃったってか?」
「ああーっ・・・・・ばかぁ・・・白夜・・・のせいじゃん・・・・・・か・・・・・・・」
「そう?でも反応じちゃったのはお前だぜ?」
「くっ・・・・・・はぁっ・・・・ああっ・・・・・」
「なあ、倫周さあー、、、、今夜俺ン家来いよ、、、、」
「・・・・・・・・・・・っ」
「そしたらさ、、、もっとヨクしてやるぜ?いつもみたいにお前縛ってさ?」
「や・・・やだ・・・・・ー」
「嘘、、、、お前好きじゃん縛られんの。あれだと普段よりすっげえ感じられるんだろ?
何かすげえエロい気分になれるしさ?
な、、、だから来いよ。そんでさ、思いっきり犯してやるから。」
「やだ・・・・もう・・・・・・白夜ったら・・・・・・・ヘンなこと言わない・・・・で・・・・・よ」
「何で?もしか想像しただけで悶えちゃったとか?」
「違うー・・・・・あっ・・・・んっ・・・・・」
後ろから抱かかえられて揺らされて、欲望を思いっ切り解放し切れない部屋の歯がゆさに
倫周は細い身体を持て余すように絶頂のときを迎えた。
そうして約束通り訪れた白夜の部屋で、今宵も又濃密な交わりのときが待ち受けていて−−−−−
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「こっち来いよ、、、、、」
低い声で囁かれる、たったひとことそれだけ言われて薄暗い灯りだけがゆらゆらと揺れている
部屋の中心へと歩を進めた。
そこには上半身に何も纏わずに逞しい身体を惜しげもなくさらした格好で白夜が立っていて・・・・
「早く倫、、、、何してんだよ?こっち、、、、、来いって言ってんだ、、、」
「あ・・・・・うん・・・・・・・・」
そうして側に歩み寄り、と同時にどきどきと高鳴り出した心臓の音が耳に痛くなる程で。
戸惑い立ち止まったままの細い腕をくいと掴まれて側に引き寄せられると、
瞬時に湧き上がったいいようもない感覚に耐え切れずに倫周はきゅっと瞳を閉じた。
足元ががくがくと震え出し、心臓は破れんばかりに高鳴っていて。
そんな様子に白夜はふいと微笑むと震えている身体を抱き締めて、倫周の感情を煽るように
耳元に唇を寄せた。
「り、、、ん、、、、、なあ、、、この腕、、、これから俺にどうされるの?」
「あ・・・・・やだ・・・・・・」
「恥ずかしがってないで言ってごらん?この腕を、、、、どうされたい?」
「そ・・んなの・・・・・・・いつも・・・・みたいに・・・・」
「いつもみたいに?」
「し・・・・・・・」
「し、、、、?なあに?」
「・・・・っ・・・・・・・・・・しばる・・・の・・・」
「そう、、、よく言えたな。じゃあ御褒美に縛ってあげるよ。」
僅かな笑みと共に低い声がそう言って、その言葉通りに腕に紐が巻きつけられてゆく・・・・・
いつもこうして白夜の部屋に来れば、腕と脚を軽く紐で縛られて・・・・
そうして与えられる極上の快楽に倫周は何ものにも憚らずに身体中を欲望でいっぱいに出来るのだった。
だが今宵の白夜は何となくいつもと勝手が違っているように感じられて、そんな不可思議な感覚に
ふいと後ろを振り返ったそのとき、いつの間にか胸元にまで巻きつけられている長い紐の存在に
驚いて大きく瞳を見開いた。
「白夜っ・・・・!?
何すんのっ・・・・・・・・」
「ふふ、、、、黙って、、、、今日はちょっといつもより濃厚にお前を愛してやろうと思ってさ?」
「の・・・濃厚って・・・・・・・いつもだって充分濃厚だと・・・・・思う・・・・けど」
「そう?じゃもっと濃厚ってことだ、、、、ふふふ、、、、倫周、、、、気持ちよ過ぎて狂っちまうかもなー?」
「え・・・・・・・・・」
ぐるぐると胸元に巻きつけた紐の端を手首を括った紐に通して合体させて、
自由を奪う、、、、
手際よく繰り返されるそんな行為に少しの恐怖のようなものを感じて倫周はくいと瞳を震わせた。
「あっー・・・・・嫌っ・・・・・・白夜・・・・白夜ーっ・・・・・」
細く冷たい指先で転がされるように胸元の花びらを弄られるとそれだけでもう息があがる・・・・
身体中に巻きついた紐を避けるようについと指先が肌を撫でる感覚に意識は朦朧としてしまっていた。
「あ・・・・ふ・・・・・・・・・っ・・・・白夜・・・白夜ー・・・・・・」
頬は熱を持ったように真っ赤に熟れて、背中からは恥ずかしさで既に汗が滲み出している。
白夜はそんな倫周の体温を更に上昇させるかのように後ろから背筋を舌先で舐め上げた。
「ああー・・・・・・・・っ・・・・・」
「ふふふ、、、、でっかい声出しちゃって、、、、ホントお前ってやらしいのな?」
「やだ・・・・・違う・・・・・・・」
「いいよ、、、声、思いっきり出せよ。ここじゃ誰に遠慮することもねえし。
お前のや〜らしい声、もっと聞かせて?」
「ば・・・・・かぁ・・・・・白夜・・・・・・」
「俺、ばか?ふふ、、、、じゃあお前はヘンタイだ。
いやらしくって、淫らで淫乱で。あんまり悪い子だからお仕置きしてやろっかな?」
「何言って・・・・・・」
「お仕置き、、、、とか言われただけで感じちゃうだろ?お前やらしいから?」
「・・・・・・・・・・・・・・ーっ」
そんな言葉の通りに倫周の身体はもうとろとろに溶けてしまっていて、自身の誇れるモノからは
欲望で潤みだした濃い蜜がたっぷりと溢れ出していた。
頭では何も考えられず、身体は早く掻き雑ぜて欲しいと逸っているようで・・・・
「はっ、、、、ヘンタイ!ほらほらココ、もうどろどろだぜ?
こんなに濡れちゃって、、、、、そんなに欲しいか?」
「・・・・・・・・・っ」
「俺のこと、、、欲しいんだろ?だったら言ってみ?欲しいって。
素直に、挿れてって、、、、言ってみ?」
「や・・・・だぁ・・・・・・・」
ぴったりと太股のあたりに押し付けられた白夜のソレも大きく硬く存在を増しているのを感じて
倫周は抗えない思いにきゅっと繭を顰めた。
「びゃ・・・・・白夜・・・・・・・・・」
「んー、、、、、?何ー?」
「お・・・・願い・・・・・・・・挿・・・・・・・」
身体中に絡みつく紐の擦れる感覚が更なる欲望を生み出して、2人だけの背徳のときは
これから最高の祝宴を迎えようとしていた。
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